『分煙壁新聞』No.13 [1998.12.18.] 分煙堂本舗・発行   〒115 東京都北区神谷3−28−12−2B/Tel・Fax 03−3901−7131 ◆たばこ病訴訟・第4回口頭弁論が12月15日、東京地裁で開かれた。荒木氏・山本 氏の2原告が出廷。なお、裁判長が寺尾洋判事(1947年・東京出身)に交代した。 伊佐山弁護団長「国とJTから準備書面が出されたが、とうてい納得できる内容で はない。JTはたばこ事業審議会(大蔵大臣諮問機関/88〜89年)の審議等を縷々 述べて、現行注意表示への変更が正当な手続きを踏んでいるかの如き主張をしてい るが同審議会はJT社長(水野繁)・たばこ耕作組合会長らのタバコ事業関係役員 5名、喫煙科学研究所理事2名、元大蔵事務次官、反嫌煙権論者など、15名中9名 がJTサイドである。このような審議会の答申は出される前から見えている。この 審議会でテレビCMの自粛時間帯延長も答申されたが、当時先進国でテレビのタバ コCM放映は日本だけであり、一歩前進に見せながら結局テレビCMを温存すると いう猿芝居だった。被告らは巧妙だが、普通の市民感覚を持った者の目はごまかせ ない。報道によれば、米タバコ会社4社が46州政府に(喫煙による医療費増の補償 として)約25億円を支払う和解契約にJTも参加するというが、日本では依然喫煙 と肺癌等の因果関係を否定している。米国の未成年喫煙防止に使われる和解金支払 いに応じながら、日本では50万台の自販機を設置して子供たちのタバコ入手を放置 し、タバコ拡販政策を取り続けている。次に、被告国の準備書面は厚生行政の不作 為・怠慢の正当化に終始している。原告は厚生省の『喫煙と健康』等に基づいて主 張しているが国は提訴後7ヶ月経過しても実質的認否すらしない。真正面から認否 することを強く求める。国は、タバコは家庭用品規制法の『生活の用に供される製 品』の対象外であると主張するが、73年制定の本法は従来の薬事法・食品衛生法等 の規制から外れたいわゆる“谷間”の消費財に網をかける目的で制定されたもので ある。本法の施行規則では付け睫毛・付けヒゲに使用される接着剤といった特殊な 物も『家庭用品』に指定されている。厚生省環境衛生局長通達に『本法は、有害物 質を含有する家庭用品について保健衛生上の見地から必要な規制を行なうことによ り、国民の健康の保護に資することを目的にするものであり、従来規制の及んでい なかった家庭用品一般について有害物質面の規制を行なおうとするものである』と あるように、本法は規制済みの食品・医薬品等を除いて『国民が日常使用している あらゆる物品』を包括的に規制しようとしたものであり、年間3400億本も消費され るタバコが対象となることは明白である。本法に於ける『有害物質』として、74年 の政令で塩化水素・塩化ビニル・ホルムアルデヒド・有機水銀化合物・硫酸の5物 質が定められたが、これはこの5物質以外は規制不要ということではなく、本法施 行前に全ての有害物質の安全性を試験することが不可能だったためである。本法の 国会審議でも環境衛生局長は『健康被害の実態調査、有害物質に関する試験を計画 的に進め、次第に全般をおおうようにしたい』『規制対象をだんだん広げてゆき、 有害物質も次々に取り入れてゆくという積極的な運用が必要』と答弁している。国 は(自ら作成した)『喫煙と健康』に書いてあることを求釈明している。裁判長は 実質的審理を進めてほしい」 JT代理人「訴状に対する答弁はしていると認識している。当方は原告の有害性の 主張の組み立てを見極めかねている。現在(反論を)検討中で、決して主張しない でいるというつもりはない」 伊佐山「依存性については本日提出できなかったが、引き続き準備する。(原告は 既に)訴状で具体的に主張している」 裁判長「そうですね」 伊佐山「国は『喫煙と健康』をもう一度見直してほしい。リスクとはどういうこと か、などという議論はやめて、正々堂々とした主張をしてほしい」 国代理人「必要に応じて反論を用意する」 裁判長「原告は更に主張の準備を。被告は実質的な議論の準備を」 JT代理人「そのようにします」 ※国(12/8付)とJT(12/15付)の準備書面ご希望の方は80円切手5枚を分煙 の会迄 ◆名古屋地裁で11月、原告4人の請求(タバコ製造・販売の禁止)を棄却する判決 が出された。中村直文裁判長の煙害認識に全く欠けた判決です。  ※名古屋地裁判決文ご希望の方は80円切手3枚を分煙社会をめざす会迄。 ◆第5回・APACT(アジア・太平洋タバコ対策会議)が11月下旬、22ヶ国330名 が参加してフィリピンで開催され「全ての国・地域からタバコ広告をなくすこと」 「全ての国・地域はタバコ対策行動計画を策定すること」等13項目の宣言を採択し た。日本からは21名が参加した。  ※APACT報告をご希望の方は80円切手2枚を分煙社会をめざす会迄 『空気の美味しいレストラン&施設』速報[☆完全禁煙 ★完全分煙 ■優良分煙] ★笹乃雪(豆富料理)台東区根岸2-15-10/03-3873-1145/11:00~21:00月休 ■カーサ浜町店(レストラン)中央区日本橋浜町3-22-1/03-5643-6502/24時間・無休 ☆ボンベイバザー(軽食・喫茶)渋谷区猿楽町20-11/03-3461-8512/12:00~20:00無休 ☆でめてる(自然食)国分寺市本町2-14-5/0423-23-9924/11:00~21:30日月休 ☆菊甚(自然食)町田市原町田6-11-14/0427-22-3097/11:30~19:30水休 ☆大和の湯(温泉)成田市大竹1630/0476-28-8111/10:00~20:00無休 《日程》 ▼12月25日(金)18:30=分煙の会 定例会【富士見区民会館】「ネットワークの広げ方」 ▼12月25日(金)22:00〜23:15=NHK総合TV「どうする?どうなる?禁煙時代」 ▼1月9日(土)14:00=千葉の会発足記念シンポ【船橋市中央公民館・視聴覚室】 ※タバコ問題を考える会・千葉(中久木一乗代表・Fax.0474-32-2128)の発足を記 念して開催/船橋駅下車南に歩7分/参加無料/シンポジスト:渡辺文学(TOPIC) ・朝倉幹晴(安歩権)氏ら ▼1月22日(金)18:30=分煙の会 定例会【飯田橋・富士見区民会館】 ▼1月28日(木)18:30=茨城県千代田町「青少年無煙の町」宣言報告会【飯田橋・ シニアワーク東京】※平間敬医師(無煙世代を育てる会)・千代田町長らの報告 ▼2月16日(火)10:00=たばこ病訴訟口頭弁論5【東京地裁627】 ▼5月11日(火)10:00=たばこ病訴訟口頭弁論6【東京地裁627】