『分煙壁新聞』No.14/1999.2.19.[分煙堂本舗発行] 〒115東京都北区神谷3−28−12−2B/Tel・Fax=03-3901-7131 ■たばこ病訴訟・第5回口頭弁論が2月16日、東京地裁で開かれた。荒木原告団長 が出廷した。被告JT側からは「原告らはタバコに含まれる物質の定性的な『有害 性』のみ論じ、定量的な側面を無視している」等の反論[2月16日付『準備書面』 (2)]が提出された。 伊佐山弁護団長「国は第二準備書面で、旧日本専売公社法一条の『国の専売事業の 健全にして能率的な実施』は『企業経営の健全』を意味するもの、と主張している が、これは誤りである。同条は対社会的事業である専売事業そのものの健全性、即 ち公社設立の目的を述べたものである。企業経営の健全性は手段であって目的では ない。国の主張は意図的に手段と目的を逆にしている。たばこ専売は85年に会社化 される迄、一兆円余を国・地方公共団体に納付してきたが、財政収入だけが公益で はない。国民に麻薬を売れば大きな収入を得られるが、これが許されないのは、財 政収入という公益より公衆衛生・国民の健康という公益の方が高い価値を持ってい るからである。しかも、たばこ専売の財政収入より、それによって生ずる社会的損 失の方が遙かに大であった。国・専売公社は、喫煙の有害性の研究、社会的損失の 調査、喫煙に関する研究・データの情報公開、喫煙規制対策等が必要であった。国 ・公社が消費者に喫煙の有害性を周知徹底し、宣伝を廃止する等の措置をとること は、公社の目的に叶う行為であったが、公社はこの社会的使命を果たしていなかっ た」 谷弁護士「タバコの強い依存性について、国は認否を示さずJTは否定している。 新聞によれば、米カリフォルニアでタバコ会社に5千万ドルの懲罰的損害賠償を命 じる評決が出されたが、本件でも懲罰的賠償命令を求める。タバコは依存性のある 毒物である。タバコ依存は習慣性の問題ではない。ニコチンは依存性のある物質で 麻薬と同じだ。多くの人がタバコをやめられない・やめようと苦しんでいるのは、 ニコチンの作用である。WHO・米精神医学会の報告では、ニコチン依存は精神疾 患と認められている。ニコチンは物質依存を惹き起こすもので、カフェインとは違 う。喫煙は周囲の空気を汚し、自らの健康も害なう。ニコチン依存は病気であり、 治療が必要。JTの広告は非常に爽やかで、タバコが毒物であることをごまかして いる。禁煙にはニコチンガム等の代替療法が行なわれている。禁煙に際してさまざ まなニコチン離脱症状が出るが、それほどニコチンは人の精神を支配している。国 はタバコの猛毒性・依存性を知っているが、防煙・禁煙とも対策は遅れている」 伊佐山「次回は原告らの喫煙と疾患の因果関係について主張する。国の主張はどう なっているか」 国「原告に求釈明しているが、答えがない(ので主張をこれ以上展開できない)」 寺尾洋裁判長「これ迄の主張で足りているということか」 国「はい」 伊佐山「原告が求釈明に応じなければ、主張をしないということか」 国「……」 伊佐山「それでは、前の裁判長の時と趣旨が違う」 国「……。法的主張(「原告の請求は法律に則ったものでない」という国の主張) で足りていると考える」 伊佐山「(喫煙の有害性等の原告の主張に対し)認否できないということか」 国「個別因果関係の認否は争う。有害性の認否は求釈明の答えを待って行なう」 伊佐山「国の主張がよく分らない。我々は国の作成したもの(『タバコ白書』等) を基に主張している。それなのにどうして認められないのか」 JT「依存性の問題(に対する反論)は準備する。一通り原告の主張が出揃った段 階で、総括的に反論したい」 裁判長「国は有害性の議論に加わらないのか」 国「検討させていただきたい」 裁判長「検討してほしい。原告の主張の展望は?」 伊佐山「次回、主張の方針を示したい」  ※JTの2月16日付『準備書面』(2)をご希望の方は80円切手4枚を分煙の会迄。 ■『空気の美味しいレストラン』速報[☆完全禁煙]※スターバックス続々開店 ☆スターバックスコーヒー日本橋本町店/中央区日本橋本町2-4-5/8:00~20:00/日祝休 ☆スターバックスコーヒー青山骨董通り店/港区南青山5-10-1/平日7:30~22:00/無休 ☆スターバックスコーヒー自由ヶ丘店/目黒区自由ヶ丘2-10-8/9:00~21:00/無休 ☆スターバックスコーヒーゲートシティ大崎店/品川区大崎1-11-1/平日8:00~22:00/無休 ☆スターバックスコーヒー川崎チネチッタ店/川崎区小川町1-15/8:00~22:00/無休 ■「タバコと健康を考える愛知の会」参加者募集 定例会合=毎月第3日曜14:30から豊明市商工会館にて 連絡先 〒448-0007 刈谷市東境町児山310 坂田仲市/Tel・0566-36-5583 ■要注意■チューリッヒ生命はBAT(ブリティッシュ・アメリカンタバコ)が50%出資してます。 《日程》 ▼3月25日(木)18:30=分煙の会定例会【飯田橋・富士見区民会館】 ▼5月11日(火)10:00=たばこ病訴訟口頭弁論6【東京地裁627】 ▼5月28日(金)18:30=たばこ病訴訟1周年記念集会(予定) ▼7月6日(火)10:00=たばこ病訴訟口頭弁論7【東京地裁627】